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更新日
仕様 HTML Living Standard
分類 フロー・コンテンツ / フレージング・コンテンツ / パルパブル・コンテンツ
利用場所 フレージング・コンテンツが置ける場所
内容 フレージング・コンテンツ

u要素は、ラベル付けされたテキストを表します。


<u>ラベル付けされたテキストを表します</u>

u要素は、文章中の伝わりにくいテキストや、本来とは異なる表記部分を示す際に使用します。例えば、中国語の文章における固有名詞の部分や、スペルミスを含む単語などに対して使用することができます。

次の例では、テキストに埋もれて判別しにくくなっている固有名詞にラベル付けを行っています。

<p>私たちはこのまま<u>このまさわキャンプ場</u>に滞在することにします。</p>

次の例では、スペルミスを含む単語に対してラベル付けを行っています。

<p>エリックから届いたメールには、<q lang="en">Dear <u>Yamata</u>,</q>と書かれていた。私は<em>ヤマダ</em>なのだが、まあいいか。</p>
  • u要素は、他に適切な要素がない場合に使用することになります。これよりも適した要素がある場合は、そちらを使用することが推奨されています。例えば、作品名を表す場合はcite要素、キーワードを表す場合はb要素、ハイライトを表す場合はmark要素を使用します。

要素のデフォルトスタイル

一般的なブラウザでは、この要素内のテキストは下線付きで表示されます。

ラベル付けされたテキストを表します
  • この要素を使用する場合は、リンクテキストと混同されないように注意しましょう。(スタイルが似ているため、紛らわしくなってしまいます)
旧HTMLからの変更点
  • HTML5:要素の定義が変わりました。(下線付き → ラベル付け)
  • HTML5:非推奨ではなくなりました。

使用例


<p>私たちはこのまま<u>このまさわキャンプ場</u>に滞在することにします。</p>

表示例

私たちはこのままこのまさわキャンプ場に滞在することにします。

スタイルを設定した例

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>

<title>文書のタイトル</title>

<style>

u { text-decoration: underline wavy; }
em { font-weight: bold; }

</style>

</head>
<body>

<p>エリックから届いたメールには、<q lang="en">Dear <u>Yamata</u>,</q>と書かれていた。私は<em>ヤマダ</em>なのだが、まあいいか。</p>

</body>
</html>

表示例

エリックから届いたメールには、Dear Yamata,と書かれていた。私はヤマダなのだが、まあいいか。