<cite></cite>
更新日 | |
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仕様 | HTML Living Standard |
分類 | フロー・コンテンツ / フレージング・コンテンツ / パルパブル・コンテンツ |
利用場所 | フレージング・コンテンツが置ける場所 |
内容 | フレージング・コンテンツ |
cite要素は、作品のタイトルを表します。
- デフォルトスタイル(イタリック体)
<cite>作品のタイトルを表します</cite>
cite要素は、ある作品について述べる場合に、その作品のタイトルを示す目的で使用します。また、引用元のタイトルを示す際にも使用することができます。
作品の例としては、書籍、映画、ゲーム、絵画、論文、Webサイト、展覧会、SNSの投稿、などが挙げられます。
次の例では、作品について言及する際に、その作品のタイトルをcite要素で示しています。
<p>私の好きな肖像画は<cite>モナ・リザ</cite>です。昔、この作品が日本に ...</p>
次の例では、引用元のサイト名を示しています。
<p><cite>TAG index</cite>には、<q>作品のタイトルを表します。</q>と書かれていました。</p>
次の例では、Webページのタイトルを示しつつ、引用元へリンクしています。
<blockquote>
<p>cite要素は、ある作品について述べる場合に、その作品のタイトルを示す目的で使用します。また、引用元のタイトルを示す際にも使用することができます。</p>
</blockquote>
<p>引用元:<a href="https://www.tagindex.com/ ..."><cite>HTML[cite要素]作品のタイトルを表す - TAG index</cite></a></p>
- Webページの場合、どこまでがタイトルなのかが微妙な時があります。上記の例では、title要素の内容をそのままタイトルとしていますが、サイト名(- TAG index)を取り除くなどして短くまとめた方が良いのかもしれません。
要素の内容について
cite要素の内容には、作品のタイトルのみを含めることができます。以前は作者名やURLを含めることができましたが、現行のHTMLではそれらを含めてはなりません。
そのため、次のようなケースでは作者名をcite要素の外に出しておく必要があります。
<p>私の好きな肖像画は「<cite>モナ・リザ</cite> by レオナルド・ダ・ヴィンチ」です。昔、この作品が日本に ...</p>
要素のデフォルトスタイル
一般的なブラウザでは、この要素内のテキストはイタリック体で表示されます。
- フォントによっては、イタリック体で表示されない場合があります。
- 旧HTMLからの変更点
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- HTML5:要素の定義が変わりました。(引用元 → 作品のタイトル、作者名、URL)
- HTML5:引用時だけでなく、言及のみの場合にも使用できるようになりました。
- HTML LS:要素の定義が変わりました。(作品のタイトル、作者名、URL → 作品のタイトル)