translate=""
更新日 | |
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仕様 | HTML Living Standard |
分類 | グローバル属性 |
translate属性は、ページが翻訳される際に、その要素を翻訳対象にするかどうかを指定します。
<p translate="no">翻訳対象にするかどうかを指定します</p>
属性 | 値 | ||
---|---|---|---|
グローバル属性 | |||
translate="" |
翻訳対象にするかどうか | yes |
翻訳対象にする |
no |
翻訳対象にしない | ||
空文字列 | yes と同じ |
- この属性を省略した場合は、祖先要素の指定内容が継承されます。
- 祖先要素が存在しない場合(ルート要素の場合)は、
translate="yes"
がデフォルトになります。(そのため、デフォルトではページ全体が翻訳対象となります)
translate属性の指定について
翻訳されたくないテキストに対して translate="no"
を指定しておくと、そのテキストが翻訳の対象から除外されます。
<p>アップルを漢字で書くと<span translate="no">林檎</span>になります。</p>
上記の例を機械翻訳(日本語 → 英語)にかけた場合、林檎の部分だけが漢字で表記されることになります。(Google翻訳で確認)
翻訳可能な属性
translate属性の指定内容は、要素内のテキストだけでなく翻訳可能な属性値にも適用されることになります。
以下の属性が翻訳可能な属性となります。
- th要素のabbr属性
- area要素、img要素、input要素のalt属性
- meta要素のcontent属性(name属性が指定され、かつcontent属性の値が翻訳可能な内容である場合に限る)
- a要素、area要素のdownload属性
- optgroup要素、option要素、track要素のlabel属性
- lang属性(言語コードがどのように翻訳されるのかは確認できませんでした)
- input要素、textarea要素のplaceholder属性
- iframe要素のsrcdoc属性(テキストの部分が対象)
- style属性(テキストの部分が対象、例えばcontentプロパティの値など)
- title属性
- type="button" または type="reset" が指定されたinput要素のvalue属性
指定できる要素
translate属性はグローバル属性のため、全てのHTML要素に指定することができます。
- ただし、属性と要素の組み合わせによっては効果がない場合もあります。
- 旧HTMLからの変更点
-
- HTML5:translate属性が定義されました。