content は、要素の前後に内容(文字列や画像等)を追加するプロパティです。
このプロパティは、疑似要素の :before
または :after
と組み合わせて使用します。
p:before {
content: "文字列";
}
p:after {
content: url(icon.gif);
}
q[cite]:after {
content: attr(cite);
}
プロパティ名 |
値 |
説明 |
content |
"文字列" |
指定した文字列を追加する (文字列は引用符で囲む) |
url(URI) |
指定したURIの画像等を追加する |
attr(属性名) |
指定した属性の値を表示する |
:before
と :after
について
:before
… 要素の直前に対する指定
:after
… 要素の直後に対する指定
:before
と :after
に関する詳細は、疑似要素の指定をご覧ください。
追加する内容
ここでは3種類の値を説明しています。(この他に、引用符を挿入することもできます)
文字列を追加する
文字列を追加する場合は、追加したい文字列を次のような形式で指定します。(文字列を引用符で囲みます)
content: "追加するテキスト";
例えば、p要素の直前に文字列を追加したい場合は、次のような指定内容になります。
p:before {
content: "追加するテキスト";
}
文字列の中に引用符を入れたい場合は、次のようにバックスラッシュ( \
)でエスケープしておきます。
content: "追加する\"テキスト";
画像等を追加する
画像等を追加する場合は、追加したいデータのURIを次のような形式で指定します。
content: url(example.gif);
url( )
… ( )
内に画像等のURIを指定します。
例えば、p要素の直後に画像を追加したい場合は、次のような指定内容になります。
p:after {
content: url(example.gif);
}
属性の値を表示する
属性の値を表示する場合は、対象となる属性名を次のような形式で指定します。
content: attr(cite);
attr( )
… ( )
内に属性名を指定します。
例えば、q要素の直後にcite属性の値を表示したい場合は、次のような指定内容になります。
q[cite]:after {
content: attr(cite);
}
q[cite]
の部分は、cite属性が指定されているq要素に対して、このスタイルを適用させるといった指定になります。詳しくは属性を使った指定をご覧ください。
特殊文字の表示
16進数の数値文字参照を使うことで、特殊な文字・記号を表示させることができます。例えば、♥ハートマークを表示する場合は次のようになります。
content: "\002665";
または
content: "\2665";
contentプロパティで数値文字参照を使用する場合は、記述形式を次のように書き換える必要があります。
♥
… 16進数の数値文字参照(本来の形式)
\002665
… contentプロパティ用に書き換えた形式
&
を \
に書き換えます。
#
と x
を 0
に書き換えます。(または削除します)
;
を削除します。
使用例