<meta name="robots" content="">

更新日
仕様 検索エンジン向け(非標準)/ Google / Bing
分類 メタデータ・コンテンツ
利用場所 メタデータ・コンテンツが置ける場所
内容 無し(空要素)

meta要素name="robots" を追加すると、その文書に対する検索ロボットの動作を制御することができます。

  • これは検索エンジン向けの機能です。
  • この指定内容はHTML Living Standardでは正式に定義されていません。

<meta name="robots" content="noindex, nofollow">

属性
任意属性
name="" 文書情報の種類 robots 検索ロボットの制御
任意属性(name を指定している場合は必須
content="" 文書情報の内容 指示のリスト 本文参照

定義されている指示名

GoogleとBingでは、以下の指示名をサポートしています。(その他の検索エンジンは未確認)

  • [Google/Bing]の表記は、その指示名をサポートしている検索エンジンとなります。
指示名 指示内容
all Google]インデックス登録や表示について制限しない(Googleの既定値)
index Bing]インデックス登録を許可する(Bingの既定値)
noindex Google/Bing]インデックス登録を拒否する
nofollow Google]リンクをたどることを拒否する
none Google"noindex, nofollow" の指定と同じ
noarchive Bing]ページのキャッシュを拒否、Copilotなどからのリンクを拒否、AI学習にコンテンツを使用することを拒否
nocache Bing]ページのキャッシュを拒否、CopilotなどでURLやタイトルなどの表示を許可、AI学習にURLやタイトルなどを使用することを許可
nocachenoarchive が同時に指定されている場合は nocache として扱われる
noimageindex Google]画像のインデックス登録を拒否する
nosnippet Google/Bing]検索結果にスニペット(ページの説明文など)を表示しない
notranslate Google]検索結果におけるタイトルとスニペットの翻訳を拒否する
nositelinkssearchbox Google]検索結果にサイトリンク検索ボックスを表示しない
indexifembedded Googlenoindex のルールに関係なく、フレーム内のコンテンツがインデックス登録されることを許可する
noindex と併用されている場合に効果がある
max-snippet:数値 Google/Bing]検索結果に表示されるテキストスニペットの最大文字数
  • 任意の数値 = その文字数以内で表示する
  • 0 = スニペットを表示しない(nosnippet の指定と同じ)
  • -1 = 制限なし(検索エンジン側に任せる)
※この指定がない場合は、Googleは制限なし、Bingは?
例:max-snippet:20
max-image-preview:キーワード Google/Bing]検索結果に表示される画像プレビューの最大サイズ
  • none = 画像プレビューを表示しない
  • standard = 標準サイズで表示する
  • large = 大きいサイズで表示する
※この指定がない場合は、Googleは標準サイズで表示、Bingはサイズの制限なし
例:max-image-preview:standard
max-video-preview:数値 Google/Bing]検索結果に表示される動画プレビューの最大秒数
  • 任意の数値 = その秒数以内で表示する
  • 0 = 静止画像のみ使用する(max-image-preview に従う)
  • -1 = 制限なし(検索エンジン側に任せる)
※この指定がない場合は、Googleは制限なし、Bingは?
例:max-video-preview:-1
unavailable_after:有効な日時 Google]指定した日時以降はそのページを検索結果に表示しない
※この指定がない場合は無期限に表示される可能性がある
例:unavailable_after:2021-12-24(年-月-日)
例:unavailable_after:2021-12-24T13:05(年-月-日T時:分)
※日本時間の場合は末尾に +09:00 を追加
※日時の指定には様々な書き方がある
  • all はGoogleの既定値、index はBingの既定値となるため、通常はこれらの値を指定する必要はありません。

複数の指示を指定したい場合は、カンマ( , )で区切って記述します。

<meta name="robots" content="noindex, nofollow">

変更履歴

2024年10月に確認したところ、以下の点が変更されていました。

  • Googleが noarchive のサポートを終了しました。(キャッシュ表示の提供を終了したため)
  • Bingの noarchivenocache にAI関連の説明が追加されました。
  • Bingの公式ページから follownofollownoodp が削除されていました。(無効になったかどうかは不明)

指示の対象を限定する

name="robots" は、全ての検索エンジンを対象とした指定になります。特定の検索エンジンだけを対象にしたい場合は、robots の代わりに次の値を指定します。

  • Googleのみを対象とする場合:googlebot
  • Bingのみを対象とする場合:bingbot

次の例では、GoogleとBingに対して個別に指示を出しています。

<meta name="robots" content="noarchive">
<meta name="googlebot" content="notranslate, noimageindex">
<meta name="bingbot" content="noodp">

インデックス登録の削除について

次の例では、ページのインデックス登録を拒否しています。これにより、すでに登録済みのページであっても、検索エンジンのインデックスから削除されることになります。

<meta name="robots" content="noindex">

注意する点は、ロボットがこのmeta要素を読み取った後に、指示の内容が反映されるということです。robots.txt によってロボットのアクセスをブロックしたい場合は、指示の内容が反映された後に行うようにしてください。

できるだけ早くインデックス登録を削除したい場合は、検索エンジンが提供する開発者ツール(Google Search Console、Bing Webmaster Tools)でリクエストすることもできます。

使用例


<!DOCTYPE html>
<html>
<head>

<meta name="robots" content="noindex, nofollow">

<title>文書のタイトル</title>

</head>
<body>



</body>
</html>