<input type="datetime-local">

更新日
仕様 HTML Living Standard
分類 フロー・コンテンツ / フレージング・コンテンツ / インタラクティブ・コンテンツ / フォーム関連要素リスト化サブミット可能リセット可能自動大文字化と自動修正継承ラベル付け可能) / パルパブル・コンテンツ
利用場所 フレージング・コンテンツが置ける場所
内容 無し(空要素)

input要素type="datetime-local" を指定すると、ローカル日時の入力欄を作成できます。


<input type="datetime-local" name="example1">

<input type="datetime-local" name="example2" value="2022-05-21T20:40">

属性
任意属性(共通)
type="" 部品のタイプ datetime-local ローカル日時の入力欄
name="" 部品の名前 文字列 部品を識別するための名前
value="" 送信される値 日時 入力欄の初期値(書式: YYYY-MM-DDThh:mm:ss
disabled 部品の無効化 disabled 値は省略可能
form="" フォームとの関連付け ID名 関連付けるform要素に指定したID名
任意属性(部品タイプに依存)
min="" 入力できる日時の最小値 日時 最小値(書式: YYYY-MM-DDThh:mm:ss
max="" 入力できる日時の最大値 日時 最大値(書式: YYYY-MM-DDThh:mm:ss
step="" 入力できる日時のステップ 秒数 この値の間隔で入力を可能にする(既定値は 60
any ステップを設定しない
autocomplete="" オートコンプリート on オートコンプリートを有効にする
off オートコンプリートを無効にする
詳細トークン (詳しくは仕様書をご覧ください)
list="" 入力候補のリスト ID名 関連付けるdatalist要素に指定したID名
readonly 読み取り専用 readonly 値は省略可能
required 入力必須 required 値は省略可能
  • 各属性の概要は、上記表のリンク先をご覧ください。(input要素のページにリンクしています)

どの部品タイプにどの属性を指定できるかは、下記の対応表で確認することができます。

この部品タイプの特徴

ローカル日時を入力するための入力欄です。

(実際の表示例)

この部品タイプに対応しているブラウザでは、日付はカレンダーで、時間は上下のスライドによって入力することができます。

value属性(初期値)を指定しない場合は次のように表示されます。(ブラウザにより表示内容は異なります)

(実際の表示例)

日時の書式

入力する日時、およびvalue属性min属性max属性の値は、次の書式で記述する必要があります。

YYYY-MM-DDThh:mm:ss
2022-05-21T20:40:30
  • 年は4桁、月・日と時・分・秒は各2桁で入力します。(時間は24時間表記)
  • 年月日と時間を T で区切ります。
  • 0秒ジャストの場合は秒数(:ss)を省略することもできます。
  • 小数点以下の秒数も入力することができます。(ピリオド( . )に続けて1~3桁で記述します)
<input type="datetime-local" name="example" value="2022-05-21T20:40">
<input type="datetime-local" name="example" value="2022-05-21T20:40:30">
<input type="datetime-local" name="example" value="2022-05-21T20:40:30.5">

min属性とmax属性について

min属性max属性は、入力できる日時の範囲を指定します。(どちらかのみを指定することも可能です)

  • min属性 … 入力できる日時の最小値を指定します。
  • max属性 … 入力できる日時の最大値を指定します。

次の例では、2022年の日時のみが入力可能となります。

<input type="datetime-local" name="example" min="2022-01-01T00:00" max="2022-12-31T23:59">

step属性について

step属性は、入力できる日時のステップ(入力値の間隔)を秒数で指定します。type="datetime-local" の場合は 60 秒が既定値となります。

次の例では 300 を指定しているので、5分間隔で入力できることになります。(例:5分、10分、15分 ...)

  • 以前はこの指定内容が反映されていたのですが、最近のブラウザではこの指定が無視されてしまう(?)ようです。
<input type="datetime-local" name="example" step="300">

秒間隔で入力を可能にする場合は、次のように 1 などを指定します。

<input type="datetime-local" name="example" step="1">

値に any を指定すると、ステップは設定されません。

<input type="datetime-local" name="example" step="any">

使用例

value属性を指定した例

<p><input type="datetime-local" name="example" value="2022-05-21T00:00"></p>

表示例

min属性とmax属性を指定した例

<p><input type="datetime-local" name="example" min="2022-01-01T00:00" max="2022-12-31T23:59"></p>

表示例

  • 対応しているブラウザでは、2022年のカレンダーしか選択できなくなります。
step属性を指定した例

<p>デフォルト:<input type="datetime-local" name="example1"> (1分)</p>

<p>30秒を指定:<input type="datetime-local" name="example2" step="30"></p>

<p>300秒を指定:<input type="datetime-local" name="example3" step="300"> (5分)</p>

<p>1800秒を指定:<input type="datetime-local" name="example4" step="1800"> (30分)</p>

<p>3600秒を指定:<input type="datetime-local" name="example5" step="3600"> (1時間)</p>

表示例

デフォルト: (1分)

30秒を指定:

300秒を指定: (5分)

1800秒を指定: (30分)

3600秒を指定: (1時間)

  • 最近のブラウザでは、この指定は無視されてしまうようです。
required属性を指定した例
  • 動作確認のため、送信先としてHTMLファイル(現在のページ)を指定しています。

<form method="get" action="input_datetime_local.html">

<p><input type="datetime-local" name="example" required> <strong>必須</strong></p>

<p><input type="submit" value="送信する"></p>

</form>

表示例

必須

  • 対応しているブラウザでは、送信時に入力内容の妥当性がチェックされ、不備があればエラーメッセージが表示されます。