autocapitalize=""
更新日 | |
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仕様 | HTML Living Standard |
分類 | グローバル属性 |
autocapitalize属性は、入力文字の自動的な大文字化を指定します。
- これはソフトウェアキーボード向けの機能です。物理キーボードによる入力には影響しません。
<input type="text" autocapitalize="off">
属性 | 値 | ||
---|---|---|---|
グローバル属性 | |||
autocapitalize="" |
自動的な大文字化 | off |
自動的な大文字化を行わない(全ての文字を小文字にする) |
none |
|||
on |
各文の最初の文字を大文字にする(それ以外の文字は小文字にする) | ||
sentences |
|||
words |
各単語の最初の文字を大文字にする(それ以外の文字は小文字にする) | ||
characters |
全ての文字を大文字にする |
- この属性を指定しない場合は、ブラウザのデフォルトの設定に従います。
autocapitalize属性の指定について
autocapitalize属性は、主にフォームのテキスト入力欄で使用します。(ただし、日本語入力の場合は大文字小文字の区別がないため指定は無意味です)
フォームの部品単位で指定したい場合は次のように記述します。
<input type="text" name="name" autocapitalize="off">
次のようにform要素に対して指定した場合は、そのform要素に関連付けられた自動大文字化と自動修正を継承する要素のデフォルトの動作を制御できます。
<form method="post" action="example.cgi" autocapitalize="off">
<p>Name : <input type="text" name="name"></p>
<p>Message : <textarea name="message"></textarea></p>
</form>
上記の場合、2つの入力欄(input要素とtextarea要素)に autocapitalize="off"
の指定が適用されます。
次のように指定した場合は、input要素は自動大文字化が有効になり、textarea要素は無効になります。
<form method="post" action="example.cgi" autocapitalize="off">
<p>Name : <input type="text" name="name" autocapitalize="on"></p>
<p>Message : <textarea name="message"></textarea></p>
</form>
- ただし、type属性の値が
password
、url
、email
のinput要素では、自動大文字化が有効になることはありません。
他に、contenteditable属性が指定された要素にも、autocapitalize属性の指定を適用することができます。
<div contenteditable="true" autocapitalize="sentences">
テキストの編集が可能な要素
</div>
指定できる要素
autocapitalize属性はグローバル属性のため、全てのHTML要素に指定することができます。
- ただし、属性と要素の組み合わせによっては効果がない場合もあります。
- 旧HTMLからの変更点
-
- HTML LS:autocapitalize属性が定義されました。
使用例
スマートフォンなどで確認する場合はこのQRコードを読み取ってください。
- 以下の使用例は、ソフトウェアキーボードでのみ有効です。物理キーボードによる入力では効果がありません。