float は、フロート(浮動化)を指定するプロパティです。
このプロパティをimg要素に対して設定すると、画像をフロートさせることができます。(画像を左か右に寄せて、逆側にテキストなどを回り込ませることができます)
img.example {
float: left;
}
プロパティ名 |
値 |
説明 |
float |
none |
フロートさせない (初期値) |
left |
画像を左に配置して、後続の内容を右側に回り込ませる |
right |
画像を右に配置して、後続の内容を左側に回り込ませる |
IEの不具合について
IE 6以下では、次の不具合が発生する場合があります。(IE 7からは、この不具合は解消されているようです)
- 背景色(または背景画像)が設定された要素内でフロートを指定すると、回り込んだテキストの一部が消えたり、背景の一部が反映されなかったり、といった不具合が発生する場合があります。(親要素に対して幅(width)を指定しておくと、この不具合を回避することができます)
- フロートを指定した方向にマージンを設定すると、そのマージンの大きさが2倍になってしまいます。(例えば
float: left
を指定した画像に margin-left: 30px
を指定すると、そのマージンが 60px になってしまう)
使用例